ピアノ発表会へ向けてお辞儀の練習。
2018年4月30日(祝日)にピアノ発表会が開催されます。
ピアノ発表会まで1ヶ月切りましたので、生徒さん達も気持ちを引き締めて、レッスンに挑んでいるようです。
この時期は、楽譜を見ないで演奏する暗譜(あんぷ)ができるようになってきます。
そこで、レッスンでは発表会本番を、疑似体験してもらいます。
本番と同じ段取りで演奏します。
先生によるアナウンスで出演番号、名前、曲名など読み上げます。
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拍手と共に、生徒さんお辞儀。
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舞台をイメージして少し歩く。
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イスの高さを自分で調節する。(高学年からは自分でやります。)
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座って演奏。
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演奏終了したら、イスから下りる。
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お辞儀
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拍手と共に退場。
このように、舞台より狭いレッスン室ですが、ピアノ発表会本番の動きを毎週繰り返します。
そうすると、生徒さんの方も色々質問が出てくるようで、それについて先生が答えたりします。
一番気になるのは、お辞儀
初めてピアノ発表会に参加する生徒さんは、お辞儀の長さが気になるようです。
恐らく、通っている幼稚園・保育園などで言われているのでしょう。
「1.2.3だよね!」と、1.2で頭を下げ3で頭を上げる動作をします。
小さい子供の場合は、元気いっぱいなので、動作がとても素早いです。
その為、本人がやってるつもりでも、超高速⁉で動きまわるので、先生も一緒にお辞儀をして長さを確認します。
ピアノレッスンで練習しておくと、本番で緊張しても、きちんとできるようになります。
舞台のどこでお辞儀をするの?
当日のリハーサルでは、生徒さん自らが、どこでお辞儀をするのか質問してきます。
いわゆるバ三というやつですね。
舞台によっては、剥がしやすいビニールテープをバッテンにして貼りつけて目印にします。
または、ちょうどマイクの延長コードを接続するジャックが仕舞っているフタがあったりすると、そのフタを目印にしたりします。
演奏以外にも気になる事がいっぱいあります。
今回はお辞儀の事を書きましたが、生徒さんは一つ疑問が湧くと、気になる事が次々と出てきます。
その質問をひとつひとつ先生が答えていくことにより、生徒さんも安心してやる気になってきます。
普段のレッスンでピアノ発表会がどんなものか、大体想像はできるものの、質問して確認することにより、やっぱりそうだったのかと、よりリアルにイメージできるようになるのです。
こういう時の子供たちは、本当にしっかりしています。
年齢なんて関係ないと思ってしまうほどです。
子供と大人がいたら、大人の方がしっかりしていると思ってしまいがちですが、意外とそうではないと感じることがたびたびあります。
私たち大人の方が、実は学ぶべきことが多い、ピアノ発表会でもあるのです。